Power Automate Desktopを使って、Excelで集計・計算をする方法を紹介します。このフローを使うと、売上データなどに対してCOUNTA関数やSUM関数を適用し、自動的に集計を行うことができます。
ずんだもん
今回のデータはこちら。商品の数を数えて、その他B、C、D列のデータをそれぞれ足して、一番下の空白行に入れるのだ
四国めたん
PADって、関数とかも使えるの?
ずんだもん
実は使えちゃうのだ。簡単な四則演算から関数までできちゃうのだ。便利だね
フローの全体概要
このフローでは、次のアクションを行います:
- Excelファイルを開く
- データを読み取る
- 計算式をExcelに書き込む
それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう!
ステップ1: Excelファイルを開く
まず、指定したExcelファイルを開きます。
- Excelの起動
- ファイルパス:
C:\Users\high6\Desktop\売上.xlsx
- インスタンス名:
ExcelInstance
- ファイルパス:
ステップ2: データを読み取る
次に、Excelシートからデータを読み取ります。
- Excelワークシートから最初の空の列や行を取得
- インスタンス名:
ExcelInstance
- 保存する変数名:
FirstFreeColumn
,FirstFreeRow
- インスタンス名:
- Excelワークシートから読み取る
- 読み取り範囲: 列
'A'
行1
からFirstFreeColumn - 1
列 行FirstFreeRow - 1
- 保存する変数名:
ExcelData
- 読み取り範囲: 列
ステップ3: 計算式をExcelに書き込む
最後に、Excelシートに計算式を自動で書き込みます。
- Excelワークシートに書き込む
- 列:
'A'
- 行:
FirstFreeRow
- 書き込むテキスト:
'=COUNTA(A2:A' & FirstFreeRow - 1 & ')'
- 列:
- Excelワークシートに書き込む
- 列:
'B'
- 行:
FirstFreeRow
- 書き込むテキスト:
'=SUM(B2:B' & FirstFreeRow - 1 & ')'
- 列:
- Excelワークシートに書き込む
- 列:
'C'
- 行:
FirstFreeRow
- 書き込むテキスト:
'=SUM(C2:C' & FirstFreeRow - 1 & ')'
- 列:
- Excelワークシートに書き込む
- 列:
'D'
- 行:
FirstFreeRow
- 書き込むテキスト:
'=SUM(D2:D' & FirstFreeRow - 1 & ')'
- 列:
ずんだもん
結果はこちらなのだ
四国めたん
行52に、それぞれ書き込まれてるわね
ずんだもん
Excelで使える関数は、基本的に使えると考えていいかもね
まとめ
このフローを実行することで、Excelファイルに自動的に計算式を追加し、データの集計作業を効率化することができます。Power Automate Desktopを使えば、手動での計算式入力の手間を省け、ミスも減らせます。ぜひ、このフローを他のデータ管理や集計作業にも応用してみてください。
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