今回は、Excelの顧客管理表から顧客ランクAの社名、担当者名、電話番号、メールアドレスを自動で抽出する方法を紹介します。この自動化により、手動でのデータ処理の手間を省き、業務効率を大幅に向上させることができます。
ずんだもん
今回、こちらの顧客管理表から、顧客ランクAのお客様からデータを抽出するのだ
ずんだもん
具体的には、
- 顧客ランクAの社名
- 担当者名
- 電話番号
- メールアドレス
なのだ
四国めたん
事務作業してると、何かしらの条件に合致するデータを他にコピペするのはあるあるよね
ずんだもん
そうなのだ。さっそくやっていくのだ!
ステップ1: 顧客管理表の確認
まず、Excelファイルとして顧客管理表を用意します。(実在の企業、人名ではありません)以下のような列が含まれていることを確認してください。
- 顧客ランク…C列
- 社名…D列
- 担当者名…E列
- 電話番号…J列
- メールアドレス…L列
四国めたん
でも、これならフィルタをかけて、A列だけ抽出すればいいんじゃない?
ずんだもん
確かにそうだけど、イチイチコピペするのは面倒だし、処理するExcelが多かったら面倒くさいよね
ステップ2: Power Automate Desktopでフローを作成
Power Automate Desktopで新しいフローを作成し、以下の手順で設定していきます。
完成したシナリオは以下の図の通りです。
1.Excelファイルを開く
該当Excelファイルを開き、範囲を読み取ります。
今回はシートが一つしかなく、範囲も明確なため、B4:P54までを読み取ります。
また、ここで変数を「Addrow」に設定しておきます。
ずんだもん
これは後で書き組む際に必要なのだ
2.新しいExcelファイルを開く
今回は新しいExcelファイルを開きます。
もし既存のExcelファイルに書き込む必要がある場合は、そのファイルパスで設定します。
3.抽出したデータを新しいExcelファイルに保存する
顧客ランクがA列だけのデータを抽出し、新しいExcelファイルに書き込みます。
for eachを使用しているので、該当するすべてのデータが漏れなく記入されます。
最後に、シート名を「顧客ランクA」にして完了です。(まだ保存はされている状態ではありません)
ずんだもん
これで顧客ランクAだけのデータが転記されたのだ
ステップ3: フローの実行と結果確認
フローを実行し、抽出されたデータが新しいExcelファイルに正しく保存されているかを確認します。
ずんだもん
すべて顧客ランクAだけのデータを抽出できたのだ
四国めたん
処理しなくちゃいけないファイル数が何十、何百もある場合には、こっちのほうがいいわね
ずんだもん
これは顧客ランクB、Cだけでも可能なのだ
まとめ
以上が、Power Automate Desktopを使って顧客ランクAの情報を自動抽出する方法です。この手順に従うことで、日々の業務が驚くほど効率的になります。ぜひ試してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!次回もお楽しみに!
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