こんにちは!今回は、Power Automate Desktopを使って、特定のフォルダー内にある複数のWordファイルを一括でPDFにする方法を紹介します。このフローを使用すると、各Wordファイルを開き、PDFで保存し、閉じる作業を自動化できます。
ずんだもん
今回は、「業務委託」フォルダ内にあるWord文書をすべてPDF化するのだ
四国めたん
手動でもできるけど、自動化できたらかなり便利よね
フローの全体概要
このフローでは、次の4つのアクションを行います:
- フォルダー内のファイルを取得する
- 取得した各ファイルを処理するためのループ処理を設定する
- 各ファイルをWordで開く、保存する、閉じる
- 次のファイルに対して同じ処理を繰り返す
それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう!
ステップ1: フォルダー内のファイルを取得する
まず、指定したフォルダー内のすべてのファイルを取得します。このアクションは次のように設定します:
- アクション名: フォルダー内のファイルを取得
- フォルダーパス:
C:\Users\user\Desktop\業務委託
- 保存する変数名:
Files
この設定により、指定したフォルダー内のすべてのファイルが変数Files
に保存されます。
ステップ2: 取得した各ファイルを処理するためのループ処理を設定する
次に、取得したファイルのそれぞれに対して処理を行うループを設定します。このアクションは以下のように設定します:
- アクション名: For Each
- コレクション:
Files
- 現在の項目の変数名:
CurrentItem
これにより、各ファイルに対して順番に処理を行う準備ができます。
ステップ3: 各ファイルをWordで開く、保存する、閉じる
ループ内で各ファイルに対して以下のアクションを行います:
- Wordを起動する
- ファイルパス:
CurrentItem
- インスタンス名:
WordInstance
これにより、
CurrentItem
に保存されたファイルパスのWordファイルが開かれます。 - ファイルパス:
- Wordを保存
- 保存先パス:
C:\Users\user\Desktop\業務委託\
+CurrentItem.NameWithoutExtension
- インスタンス名:
WordInstance
ここでは、ファイルを指定のパスに保存します。
.NameWithoutExtension
を使うことで、拡張子を除いたファイル名で保存されます。 - 保存先パス:
- Wordを閉じる
- インスタンス名:
WordInstance
最後に、開いているWordファイルを閉じます。
- インスタンス名:
ずんだもん
結果はこちらなのだ
四国めたん
全部PDF化されてるわね
まとめ
このフローを実行することで、フォルダー内のすべてのWordファイルを一括で処理することができます。Power Automate Desktopを使えば、繰り返し行う作業を自動化でき、手動でのミスも減らせます。ぜひ、このフローを他の文書管理にも応用してみてください。
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